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データベースマイグレーション
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Note|注意: この節はまだ執筆中です。
ソースコードと同じように、データベースの構造も、データベース駆動型のアプリケーションが開発され保守されるにともなって徐々に発展していきます。 例えば、開発中に新しいテーブルが追加されることもあるでしょうし、アプリケーションが実運用に移行した後になって追加のインデックスが必要であることが発見されることもあるでしょう。 このようなデータベースの構造的な変更 (マイグレーション と呼ばれます) を追跡記録することが重要であるのは、ソースコードに対する変更がバージョン管理を使って追跡記録されるのと全く同じことです。 ソースコードとデータベースの同期が失われると、バグが発生するか、アプリケーション全体が動かなくなるかします。 こうした理由によって、Yii はデータベースマイグレーションツールを提供して、データベースマイグレーションの履歴の追跡管理、新しいマイグレーションの適用、また、既存のマイグレーションの取消が出来るようにしています。
下記のステップは、開発中にチームによってデータベースマイグレーションが使用される例を示すものです。
データベース駆動型のアプリケーションを開発し保守する途上で、ソースコードが進化するのと同じように、使用されるデータベースの構造も進化していきます。 例えば、アプリケーションの開発中に、新しいテーブルが必要であることが分ったり、アプリケーションを配備した後に、クエリのパフォーマンスを向上させるためにインデックスを作成すべきことが発見されたりします。 データベースの構造の変更が何らかのソースコードの変更を要求する場合はよくありますから、Yii はいわゆる データベースマイグレーション 機能を提供して、ソースコードとともにバージョン管理される データベースマイグレーション の形式でデータベースの変更を追跡できるようにしています。
下記の一連のステップは、開発中にチームによってデータベースマイグレーションがどのように使用されるかを示す例です。
yiichina/master ======= データベース駆動型のアプリケーションを開発し保守する途上で、ソースコードが進化するのと同じように、使用されるデータベースの構造も進化していきます。 例えば、アプリケーションの開発中に、新しいテーブルが必要であることが分ったり、アプリケーションを配備した後に、クエリのパフォーマンスを向上させるためにインデックスを作成すべきことが発見されたりします。 データベースの構造の変更が何らかのソースコードの変更を要求する場合はよくありますから、Yii はいわゆる データベースマイグレーション 機能を提供して、ソースコードとともにバージョン管理される データベースマイグレーション の形式でデータベースの変更を追跡できるようにしています。
下記の一連のステップは、開発中にチームによってデータベースマイグレーションがどのように使用されるかを示す例です。
master
- Tim が新しいマイグレーション (例えば、新しいテーブルを作成したり、カラムの定義を変更したりなど) を作る。
- Tim が新しいマイグレーションをソースコントロールシステム (例えば Git や Mercurial) にコミットする。
- Doug がソースコントロールシステムから自分のレポジトリを更新して新しいマイグレーションを受け取る。 <<<<<<< HEAD <<<<<<< HEAD
- Doug がマイグレーションを彼のローカルの開発用データベースに適用し、Tim が行った変更を反映して、自分のデータベースを同期する。 =======
- Doug がマイグレーションを彼のローカルの開発用データベースに適用して、自分のデータベースの同期を取り、Tim が行った変更を反映する。
そして、次の一連のステップは、本番環境でデータベースマイグレーションとともに新しいリリースを配備する方法を示すものです。
master
- Scott は新しいデータベースマイグレーションをいくつか含むプロジェクトのレポジトリにリリースタグを作成する。
- Scott は本番サーバでソースコードをリリースタグまで更新する。
- Scott は本番のデータベースに対して累積したデータベースマイグレーションを全て適用する。
Yii は一連のマイグレーションコマンドラインツールを提供して、以下の機能をサポートします。
- 新しいマイグレーションの作成
- マイグレーションの適用
- マイグレーションの取消
- マイグレーションの再適用
- マイグレーションの履歴と状態の表示
これらのツールは、全て、yii migrate
コマンドからアクセスすることが出来ます。
この節では、これらのツールを使用して、さまざまなタスクをどうやって達成するかを詳細に説明します。
各ツールの使用方法は、ヘルプコマンド yii help migrate
によっても知ることが出来ます。
Tip: マイグレーションはデータベーススキーマに影響を及ぼすだけでなく、既存のデータを新しいスキーマに合うように修正したり、RBAC 階層を作成したり、 キャッシュをクリーンアップしたりするために使うことも出来ます。
<<<<<<< HEAD マイグレーションを作成する
======= 4. Doug がマイグレーションを彼のローカルの開発用データベースに適用して、Tim が行った変更を反映するように自分のデータベースの同期を取る。
そして、次の一連のステップは、本番環境でデータベースマイグレーションとともに新しいリリースを配備する方法を示すものです。
- Scott は新しいデータベースマイグレーションをいくつか含むプロジェクトのレポジトリにリリースタグを作成する。
- Scott は本番サーバでソースコードをリリースタグまで更新する。
- Scott は本番のデータベースに対して累積したデータベースマイグレーションを全て適用する。
Yii は一連のマイグレーションコマンドラインツールを提供しており、以下の機能をサポートしています。
- 新しいマイグレーションの作成
- マイグレーションの適用
- マイグレーションの取消
- マイグレーションの再適用
- マイグレーションの履歴と状態の閲覧
これらのツールは、全て、yii migrate
コマンドからアクセスすることが出来ます。
この節では、これらのツールを使用して、さまざまなタスクをどうやって達成するかを詳細に説明します。
各ツールの使用方法は、ヘルプコマンド yii help migrate
によっても知ることが出来ます。
Note|注意: マイグレーションはデータベーススキーマに影響を及ぼすだけでなく、既存のデータを新しいスキーマに合うように修正したり、RBAC 階層を作成したり、キャッシュをクリーンアップしたりすることも出来ます。
マイグレーションを作成する
yiichina/master =======
マイグレーションを作成する
master
新しいマイグレーションを作成するためには、次のコマンドを実行します。
yii migrate/create <name>
要求される name
パラメータには、マイグレーションの非常に短い説明を指定します。
<<<<<<< HEAD
<<<<<<< HEAD
例えば、マイグレーションが news という名前のテーブルを作成するものである場合は、コマンドを次のようにして使います。
例えば、マイグレーションが news という名前のテーブルを作成するものである場合は、create_news_table
という名前を使って、次のようにコマンドを実行すれば良いでしょう。
yiichina/master ======= 例えば、マイグレーションが news という名前のテーブルを作成するものである場合は、
create_news_table
という名前を使って、次のようにコマンドを実行すれば良いでしょう。 master
yii migrate/create create_news_table
<<<<<<< HEAD
<<<<<<< HEAD
すぐ後で説明するように、マイグレーションでは、この name
パラメータは PHP のクラス名の一部として使用されます。
したがって、アルファベット、数字、および/または、アンダースコアだけを含まなければなりません。
Note: この
name
引数は、生成されるマイグレーションクラス名の一部として使用されますので、アルファベット、数字、および/または、アンダースコアだけを含むものでなければなりません。master
上記のコマンドは、m150101_185401_create_news_table.php
という名前の新しい PHP クラスファイルを @app/migrations
ディレクトリに作成します。
このファイルは次のようなコードを含み、主として、スケルトンコードを持った m150101_185401_create_news_table
というマイグレーションクラスを宣言するためのものす。
<<<<<<< HEAD
class m101129_185401_create_news_table extends \yii\db\Migration
=======
> Note|注意: この `name` 引数は、生成されるマイグレーションクラス名の一部として使用されますので、アルファベット、数字、および/または、アンダースコアだけを含むものでなければなりません。
上記のコマンドは、`m150101_185401_create_news_table.php` という名前の新しい PHP クラスファイルを `@app/migrations` ディレクトリに作成します。
このファイルは、主として、`m150101_185401_create_news_table` というマイグレーションクラスを宣言するためのもので、次のようなスケルトンコードを含んでいます。
```php
<?php
use yii\db\Schema;
use yii\db\Migration;
class m150101_185401_create_news_table extends Migration
>>>>>>> yiichina/master
=======
<?php
use yii\db\Migration;
class m150101_185401_create_news_table extends Migration
>>>>>>> master
{
public function up()
{
}
public function down()
{
echo "m101129_185401_create_news_table cannot be reverted.\n";
return false;
}
<<<<<<< HEAD
<<<<<<< HEAD
クラス名はファイル名と同じであり、`m<timestamp>_<name>` というパターンに従います。ここで、
=======
/*
// Use safeUp/safeDown to run migration code within a transaction
public function safeUp()
{
}
>>>>>>> master
public function safeDown()
{
}
*/
}
各データベースマイグレーションは yii\db\Migration から拡張した PHP クラスとして定義されます。
マイグレーションクラスの名前は、m<YYMMDD_HHMMSS>_<Name>
という形式で自動的に生成されます。
ここで、
<YYMMDD_HHMMSS>
は、マイグレーション作成コマンドが実行された UTC 日時を表し、<Name>
は、あなたがコマンドに与えたname
引数と同じ値になります。
<<<<<<< HEAD 例として、新しいテーブルを作成するマイグレーションを示しましょう。
各データベースマイグレーションは yii\db\Migration から拡張した PHP クラスとして定義されます。
マイグレーションクラスの名前は、m<YYMMDD_HHMMSS>_<Name>
という形式で自動的に生成されます。
ここで、
<YYMMDD_HHMMSS>
は、マイグレーション作成コマンドが実行された UTC 日時を表し、<Name>
は、あなたがコマンドに与えたname
引数と同じ値になります。
=======
master マイグレーションクラスにおいて、あなたがなすべき事は、データベースの構造に変更を加える
up()
メソッドにコードを書くことです。 また、up()
によって加えられた変更を取り消すためのdown()
メソッドにも、コードを書きたいと思うかもしれません。up()
メソッドは、このマイグレーションによってデータベースをアップグレードする際に呼び出され、down()
メソッドはデータベースをダウングレードする際に呼び出されます。 下記のコードは、新しいnews
テーブルを作成するマイグレーションクラスをどのようにして実装するかを示すものです。 <<<<<<< HEAD yiichina/master ======= master
<?php
use yii\db\Schema;
<<<<<<< HEAD
<<<<<<< HEAD
class m101129_185401_create_news_table extends \yii\db\Migration
=======
use yii\db\Migration;
class m150101_185401_create_news_table extends \yii\db\Migration
>>>>>>> yiichina/master
=======
use yii\db\Migration;
class m150101_185401_create_news_table extends Migration
>>>>>>> master
{
public function up()
{
$this->createTable('news', [
<<<<<<< HEAD
<<<<<<< HEAD
'id' => 'pk',
=======
'id' => Schema::TYPE_PK,
>>>>>>> yiichina/master
=======
'id' => Schema::TYPE_PK,
>>>>>>> master
'title' => Schema::TYPE_STRING . ' NOT NULL',
'content' => Schema::TYPE_TEXT,
]);
}
public function down()
{
$this->dropTable('news');
}
}
<<<<<<< HEAD
<<<<<<< HEAD
基底クラスである \yii\db\Migration が、データベース接続を db
プロパティによって提供しています。
これを使って、データベースのデータとスキーマを操作することが出来ます。
Info: 全てのマイグレーションが取り消し可能な訳ではありません。 例えば、
up()
メソッドがテーブルからある行を削除するものである場合、down()
メソッドでその行を回復することは出来ません。 また、データベースマイグレーションを取り消すことはあまり一般的ではありませんので、場合によっては、面倒くさいというだけの理由でdown()
を実装しないこともあるでしょう。 そういう場合は、マイグレーションが取り消し不可能であることを示すために、down()
メソッドで false を返さなければなりません。master
基底のマイグレーションクラス yii\db\Migration は、yii\db\Migration::db プロパティによって、データベース接続にアクセスすることを可能にしています。 このデータベース接続によって、データベーススキーマを扱う で説明されているメソッドを使い、データベーススキーマを操作することが出来ます。
テーブルやカラムを作成するときは、物理的な型を使うのでなく、抽象型 を使って、あなたのマイグレーションが特定の DBMS に依存しないようにします。
yii\db\Schema クラスが、サポートされている抽象型を表す一連の定数を定義しています。
これらの定数は TYPE_<Name>
という形式の名前を持っています。
例えば、TYPE_PK
は、オートインクリメントのプライマリキー型であり、TYPE_STRING
は文字列型です。
これらの抽象型は、マイグレーションが特定のデータベースに適用されるときに、対応する物理型に翻訳されます。
MySQL の場合は、TYPE_PK
は int(11) NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY
に変換され、TYPE_STRING
は varchar(255)
となります。
抽象型を使用するときに、付随的な制約を追加することが出来ます。
上記の例では、Schema::TYPE_STRING
に NOT NULL
を追加して、このカラムが null を許容しないことを指定しています。
Info: 抽象型と物理型の対応関係は、それぞれの
QueryBuilder
の具象クラスの yii\db\QueryBuilder::$typeMap プロパティによって定義されています。
<<<<<<< HEAD
複雑な DB マイグレーションを実行するときは、通常、データベースの一貫性と整合性を保つために、個々のマイグレーションが全体として成功または失敗することを保証する必要があります。
この目的を達成するために、DB トランザクションを利用することが出来ます。
この目的のためには、safeUp
と safeDown
という特別なメソッドを使います。
Info|情報: 全てのマイグレーションが取り消し可能な訳ではありません。 例えば、
up()
メソッドがテーブルからある行を削除するものである場合、down()
メソッドでその行を回復することは出来ません。 また、データベースマイグレーションを取り消すことはあまり一般的ではありませんので、場合によっては、面倒くさいというだけの理由でdown()
を実装しないこともあるでしょう。 そういう場合は、マイグレーションが取り消し不可能であることを示すために、down()
メソッドで false を返さなければなりません。
基底のマイグレーションクラス yii\db\Migration は、yii\db\Migration::db プロパティによって、データベース接続にアクセスすることを可能にしています。 このデータベース接続によって、データベーススキーマを扱う で説明されているメソッドを使い、データベーススキーマを操作することが出来ます。
テーブルやカラムを作成するときは、物理的な型を使うのでなく、抽象型 を使って、あなたのマイグレーションが特定の DBMS に依存しないようにします。
yii\db\Schema クラスが、サポートされている抽象型を表す一連の定数を定義しています。
これらの定数は TYPE_<Name>
という形式の名前を持っています。
例えば、TYPE_PK
は、オートインクリメントのプライマリキー型であり、TYPE_STRING
は文字列型です。
これらの抽象型は、マイグレーションが特定のデータベースに適用されるときに、対応する物理型に翻訳されます。
MySQL の場合は、TYPE_PK
は int(11) NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY
に変換され、TYPE_STRING
は varchar(255)
となります。
抽象型を使用するときに、付随的な制約を追加することが出来ます。
上記の例では、Schema::TYPE_STRING
に NOT NULL
を追加して、このカラムが null を許容しないことを指定しています。
Info|情報: 抽象型と物理型の対応関係は、それぞれの
QueryBuilder
の具象クラスの yii\db\QueryBuilder::$typeMap プロパティによって定義されています。
トランザクションを使うマイグレーション
複雑な一連の DB マイグレーションを実行するときは、通常、データベースの一貫性と整合性を保つために、各マイグレーションが全体として成功または失敗することを保証する必要があります。 この目的を達成するために、各マイグレーションの DB 操作を トランザクション で囲むことが推奨されます。
トランザクションを使うマイグレーションを実装するためのもっと簡単な方法は、マイグレーションのコードを safeUp()
と safeDown()
のメソッドに入れることです。
この二つのメソッドが up()
および down()
と違う点は、これらが暗黙のうちにトランザクションに囲まれていることです。
結果として、これらのメソッドの中で何か操作が失敗した場合は、先行する全ての操作が自動的にロールバックされます。
次の例では、news
テーブルを作成するだけでなく、このテーブルに初期値となる行を挿入しています。
yiichina/master ======= バージョン 2.0.6 以降は、カラムのスキーマを定義するための更に便利な方法を提供するスキーマビルダが新たに導入されています。 したがって、上記のマイグレーションは次のように書くことが出来ます。 master
<?php
<<<<<<< HEAD
use yii\db\Schema;
<<<<<<< HEAD
class m101129_185401_create_news_table extends \yii\db\Migration
=======
use yii\db\Migration;
class m150101_185401_create_news_table extends Migration
>>>>>>> yiichina/master
=======
use yii\db\Migration;
class m150101_185401_create_news_table extends Migration
>>>>>>> master
{
public function up()
{
$this->createTable('news', [
<<<<<<< HEAD
'id' => 'pk',
'title' => Schema::TYPE_STRING . ' NOT NULL',
'content' => Schema::TYPE_TEXT,
]);
<<<<<<< HEAD
$this->createTable('user', [
'id' => 'pk',
'login' => Schema::TYPE_STRING . ' NOT NULL',
'password' => Schema::TYPE_STRING . ' NOT NULL',
=======
$this->insert('news', [
'title' => 'test 1',
'content' => 'content 1',
>>>>>>> yiichina/master
=======
'id' => $this->primaryKey(),
'title' => $this->string()->notNull(),
'content' => $this->text(),
>>>>>>> master
]);
}
public function down()
{
<<<<<<< HEAD
$this->dropTable('news');
}
}
カラムの型を定義するために利用できる全てのメソッドのリストは、yii\db\SchemaBuilderTrait の API ドキュメントで参照することが出来ます。
マイグレーションを生成する
バージョン 2.0.7 以降では、マイグレーション・コンソールがマイグレーションを生成する便利な方法を提供しています。
マイグレーションの名前が特定の形式である場合は、生成されるマイグレーション・ファイルに追加のコードが書き込まれます。
例えば、create_xxx
や drop_xxx
であれば、テーブルの作成や削除をするコードが追加されます。
以下で、この機能の全ての変種を説明します。
テーブルの作成
yii migrate/create create_post
上記のコマンドは、次のコードを生成します。
<<<<<<< HEAD 利用できる全ての新しいマイグレーションを適用する (すなわち、ローカルのデータベースを最新の状態にする) ためには、次のコマンドを実行します。
$this->delete('news', ['id' => 1]);
$this->dropTable('news');
}
}
通常、`safeUp()` で複数の DB 操作を実行する場合は、`safeDown()` では実行の順序を逆にしなければならないことに注意してください。
上記の例では、`safeUp()` では、最初にテーブルを作って、次に行を挿入し、`safeDown()` では、先に行を削除して、次にテーブルを削除しています。
> Note|注意: 全ての DBMS がトランザクションをサポートしている訳ではありません。
また、トランザクションに入れることが出来ない DB クエリもあります。
いくつかの例を [暗黙のコミット](http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/en/implicit-commit.html) で見ることが出来ます。
その場合には、代りに、`up()` と `down()` を実装しなければなりません。
### データベースアクセスメソッド <span id="db-accessing-methods"></span>
基底のマイグレーションクラス [[yii\db\Migration]] は、データベースにアクセスして操作するための一連のメソッドを提供しています。
あなたは、これらのメソッドが、[[yii\db\Command]] クラスによって提供される [DAO メソッド](db-dao.md) と同じような名前を付けられていることに気付くでしょう。
例えば、[[yii\db\Migration::createTable()]] メソッドは、[[yii\db\Command::createTable()]] と全く同じように、新しいテーブルを作成します。
[[yii\db\Migration]] によって提供されているメソッドを使うことの利点は、[[yii\db\Command]] インスタンスを明示的に作成する必要がないこと、そして、各メソッドを実行すると、どのようなデータベース操作がどれだけの時間をかけて実行されたかを教えてくれる有益なメッセージが自動的に表示されることです。
以下がそういうデータベースアクセスメソッドの一覧です。
* [[yii\db\Migration::execute()|execute()]]: SQL 文を実行
* [[yii\db\Migration::insert()|insert()]]: 一行を挿入
* [[yii\db\Migration::batchInsert()|batchInsert()]]: 複数行を挿入
* [[yii\db\Migration::update()|update()]]: 行を更新
* [[yii\db\Migration::delete()|delete()]]: 行を削除
* [[yii\db\Migration::createTable()|createTable()]]: テーブルを作成
* [[yii\db\Migration::renameTable()|renameTable()]]: テーブルの名前を変更
* [[yii\db\Migration::dropTable()|dropTable()]]: テーブルを削除
* [[yii\db\Migration::truncateTable()|truncateTable()]]: テーブル中の全ての行を削除
* [[yii\db\Migration::addColumn()|addColumn()]]: カラムを追加
* [[yii\db\Migration::renameColumn()|renameColumn()]]: カラムの名前を変更
* [[yii\db\Migration::dropColumn()|dropColumn()]]: カラムを削除
* [[yii\db\Migration::alterColumn()|alterColumn()]]: カラムの定義を変更
* [[yii\db\Migration::addPrimaryKey()|addPrimaryKey()]]: プライマリキーを追加
* [[yii\db\Migration::dropPrimaryKey()|dropPrimaryKey()]]: プライマリキーを削除
* [[yii\db\Migration::addForeignKey()|addForeignKey()]]: 外部キーを追加
* [[yii\db\Migration::dropForeignKey()|dropForeignKey()]]: 外部キーを削除
* [[yii\db\Migration::createIndex()|createIndex()]]: インデックスを作成
* [[yii\db\Migration::dropIndex()|dropIndex()]]: インデックスを削除
> Info|情報: [[yii\db\Migration]] は、データベースクエリメソッドを提供しません。
これは、データベースからデータを取得することについては、通常、追加のメッセージを表示する必要がないからです。
更にまた、複雑なクエリを構築して実行するためには、強力な [クエリビルダ](db-query-builder.md) を使うことが出来るからです。
## マイグレーションを適用する <span id="applying-migrations"></span>
データベースを最新の構造にアップグレードするためには、利用できる全ての新しいマイグレーションを適用するために、次のコマンドを使わなければなりません。
>>>>>>> yiichina/master
=======
```php
/**
* Handles the creation for table `post`.
*/
class m150811_220037_create_post extends Migration
{
/**
* @inheritdoc
*/
public function up()
{
$this->createTable('post', [
'id' => $this->primaryKey()
]);
}
>>>>>>> master
/**
* @inheritdoc
*/
public function down()
{
$this->dropTable('post');
}
}
テーブルのフィールドも直接に生成したい場合は、--fields
オプションでフィールドを指定します。
yii migrate/create create_post --fields="title:string,body:text"
これは、次のコードを生成します。
/**
* Handles the creation for table `post`.
*/
class m150811_220037_create_post extends Migration
{
/**
* @inheritdoc
*/
public function up()
{
$this->createTable('post', [
'id' => $this->primaryKey(),
'title' => $this->string(),
'body' => $this->text(),
]);
}
/**
* @inheritdoc
*/
public function down()
{
$this->dropTable('post');
}
}
<<<<<<< HEAD
<<<<<<< HEAD
コマンドを実行すると、すべての新しいマイグレーションが一覧表示されます。
マイグレーションを適用することを確認すると、クラス名のタイムスタンプの値の順に、一つずつ、すべての新しいマイグレーションクラスの up()
メソッドが実行されます。
さらに多くのフィールド・パラメータを指定することも出来ます。
master
yii migrate/create create_post --fields="title:string(12):notNull:unique,body:text"
これは、次のコードを生成します。
/**
* Handles the creation for table `post`.
*/
class m150811_220037_create_post extends Migration
{
/**
* @inheritdoc
*/
public function up()
{
$this->createTable('post', [
'id' => $this->primaryKey(),
'title' => $this->string(12)->notNull()->unique(),
'body' => $this->text()
]);
}
/**
* @inheritdoc
*/
public function down()
{
$this->dropTable('post');
}
}
Note: プライマリ・キーが自動的に追加されて、デフォルトでは
id
と名付けられます。 別の名前を使いたい場合は、--fields="name:primaryKey"
のように、明示的に指定してください。
外部キー
バージョン 2.0.8 からは、foreignKey
キーワードを使って外部キーを生成することができます。
yii migrate/create create_post --fields="author_id:integer:notNull:foreignKey(user),category_id:integer:defaultValue(1):foreignKey,title:string,body:text"
これは、次のコードを生成します。
/**
* Handles the creation for table `post`.
* Has foreign keys to the tables:
*
* - `user`
* - `category`
*/
class m160328_040430_create_post extends Migration
{
/**
* @inheritdoc
*/
public function up()
{
$this->createTable('post', [
'id' => $this->primaryKey(),
'author_id' => $this->integer()->notNull(),
'category_id' => $this->integer()->defaultValue(1),
'title' => $this->string(),
'body' => $this->text(),
]);
// creates index for column `author_id`
$this->createIndex(
'idx-post-author_id',
'post',
'author_id'
);
// add foreign key for table `user`
$this->addForeignKey(
'fk-post-author_id',
'post',
'author_id',
'user',
'id',
'CASCADE'
);
// creates index for column `category_id`
$this->createIndex(
'idx-post-category_id',
'post',
'category_id'
);
// add foreign key for table `category`
$this->addForeignKey(
'fk-post-category_id',
'post',
'category_id',
'category',
'id',
'CASCADE'
);
}
/**
* @inheritdoc
*/
public function down()
{
// drops foreign key for table `user`
$this->dropForeignKey(
'fk-post-author_id',
'post'
);
// drops index for column `author_id`
$this->dropIndex(
'idx-post-author_id',
'post'
);
// drops foreign key for table `category`
$this->dropForeignKey(
'fk-post-category_id',
'post'
);
// drops index for column `category_id`
$this->dropIndex(
'idx-post-category_id',
'post'
);
$this->dropTable('post');
}
}
カラムの記述における foreignKey
キーワードの位置によって、生成されるコードが変ることはありません。
つまり、
author_id:integer:notNull:foreignKey(user)
author_id:integer:foreignKey(user):notNull
author_id:foreignKey(user):integer:notNull
これらはすべて同じコードを生成します。
foreignKey
キーワードは括弧の中にパラメータを取ることが出来て、これが生成される外部キーの関連テーブルの名前になります。
パラメータが渡されなかった場合は、テーブル名はカラム名から推測されます。
上記の例で author_id:integer:notNull:foreignKey(user)
は、user
テーブルへの外部キーを持つ author_id
という名前のカラムを生成します。
一方、category_id:integer:defaultValue(1):foreignKey
は、category
テーブルへの外部キーを持つ category_id
というカラムを生成します。
テーブルを削除する
yii migrate/create drop_post --fields="title:string(12):notNull:unique,body:text"
これは、次のコードを生成します。
class m150811_220037_drop_post extends Migration
{
public function up()
{
$this->dropTable('post');
}
public function down()
{
$this->createTable('post', [
'id' => $this->primaryKey(),
'title' => $this->string(12)->notNull()->unique(),
'body' => $this->text()
]);
}
}
カラムを追加する
マイグレーションの名前が add_xxx_to_yyy
の形式である場合、ファイルの内容は、必要となる addColumn
と dropColumn
を含むことになります。
カラムを追加するためには、次のようにします。
yii migrate/create add_position_to_post --fields="position:integer"
これが次のコードを生成します。
class m150811_220037_add_position_to_post extends Migration
{
public function up()
{
$this->addColumn('post', 'position', $this->integer());
}
public function down()
{
$this->dropColumn('post', 'position');
}
}
カラムを削除する
マイグレーションの名前が drop_xxx_from_yyy
の形式である場合、ファイルの内容は、必要となる addColumn
と dropColumn
を含むことになります。
yii migrate/create drop_position_from_post --fields="position:integer"
これは、次のコードを生成します。
class m150811_220037_drop_position_from_post extends Migration
{
public function up()
{
$this->dropColumn('post', 'position');
}
public function down()
{
$this->addColumn('post', 'position', $this->integer());
}
}
<<<<<<< HEAD マイグレーションを再適用する
=======
コマンドを実行すると、まだ適用されていない全てのマイグレーションが一覧表示されます。
リストされたマイグレーションを適用することをあなたが確認すると、タイムスタンプの値の順に、一つずつ、すべての新しいマイグレーションクラスの up()
または safeUp()
メソッドが実行されます。
マイグレーションのどれかが失敗した場合は、コマンドは残りのマイグレーションを適用せずに終了します。
適用が成功したマイグレーションの一つ一つについて、migration
という名前のデータベーステーブルに行が挿入されて、マイグレーションの成功が記録されます。
この記録によって、マイグレーションツールは、どのマイグレーションが適用され、どのマイグレーションが適用されていないかを特定することが出来ます。
Info|情報: マイグレーションツールは、コマンドの yii\console\controllers\MigrateController::db オプションで指定されたデータベースに
migration
テーブルを自動的に作成します。 デフォルトでは、このデータベースはdb
アプリケーションコンポーネント によって指定されます。
時として、利用できる全てのマイグレーションではなく、一つまたは数個の新しいマイグレーションだけを適用したい場合があります。 コマンドを実行するときに、適用したいマイグレーションの数を指定することによって、そうすることが出来ます。 例えば、次のコマンドは、利用できるマイグレーションのうち、次の三個を適用しようとするものです。
yii migrate 3
また、このマイグレーションまでデータベースに適用したいという特定のマイグレーションを明示的に指定することも出来ます。
そのためには、migrate/to
コマンドを、次のどれかの形式で使います。
yii migrate/to 150101_185401 # タイムスタンプを使ってマイグレーションを指定
yii migrate/to "2015-01-01 18:54:01" # strtotime() によって解釈できる文字列を使用
yii migrate/to m150101_185401_create_news_table # フルネームを使用
yii migrate/to 1392853618 # UNIX タイムスタンプを使用
指定されたマイグレーションよりも古いものが適用されずに残っている場合は、指定されたものが適用される前に、すべて適用されます。
指定されたマイグレーションが既に適用済みである場合、それより新しいものが適用されていれば、すべて取り消されます。
マイグレーションを取り消す
適用済みのマイグレーションを一個または複数個取り消したい場合は、下記のコマンドを使うことが出来ます。
yii migrate/down # 最近に適用されたマイグレーションを取り消す
yii migrate/down 3 # 最近に適用された三個のマイグレーションを取り消す
Note|注意: 全てのマイグレーションが取り消せるとは限りません。 そのようなマイグレーションを取り消そうとするとエラーとなり、取り消しのプロセス全体が終了させられます。
マイグレーションを再適用する
yiichina/master =======
中間テーブルを追加する
master
マイグレーションの名前が create_junction_xxx_and_yyy
の形式である場合は、中間テーブルを作成するのに必要となるコードが生成されます。
yii migrate/create create_junction_post_and_tag --fields="created_at:dateTime"
<<<<<<< HEAD <<<<<<< HEAD yii migrate/redo [step]
これは、次のコードを生成します。
/**
* Handles the creation for table `post_tag`.
* Has foreign keys to the tables:
*
* - `post`
* - `tag`
*/
class m160328_041642_create_junction_post_and_tag extends Migration
{
/**
* @inheritdoc
*/
public function up()
{
$this->createTable('post_tag', [
'post_id' => $this->integer(),
'tag_id' => $this->integer(),
'created_at' => $this->dateTime(),
'PRIMARY KEY(post_id, tag_id)',
]);
// creates index for column `post_id`
$this->createIndex(
'idx-post_tag-post_id',
'post_tag',
'post_id'
);
// add foreign key for table `post`
$this->addForeignKey(
'fk-post_tag-post_id',
'post_tag',
'post_id',
'post',
'id',
'CASCADE'
);
// creates index for column `tag_id`
$this->createIndex(
'idx-post_tag-tag_id',
'post_tag',
'tag_id'
);
// add foreign key for table `tag`
$this->addForeignKey(
'fk-post_tag-tag_id',
'post_tag',
'tag_id',
'tag',
'id',
'CASCADE'
);
}
/**
* @inheritdoc
*/
public function down()
{
// drops foreign key for table `post`
$this->dropForeignKey(
'fk-post_tag-post_id',
'post_tag'
);
// drops index for column `post_id`
$this->dropIndex(
'idx-post_tag-post_id',
'post_tag'
);
// drops foreign key for table `tag`
$this->dropForeignKey(
'fk-post_tag-tag_id',
'post_tag'
);
// drops index for column `tag_id`
$this->dropIndex(
'idx-post_tag-tag_id',
'post_tag'
);
$this->dropTable('post_tag');
}
}
>>>>>>> master
トランザクションを使うマイグレーション
複雑な一連の DB マイグレーションを実行するときは、通常、データベースの一貫性と整合性を保つために、各マイグレーションが全体として成功または失敗することを保証する必要があります。 この目的を達成するために、各マイグレーションの DB 操作を トランザクション で囲むことが推奨されます。
トランザクションを使うマイグレーションを実装するためのもっと簡単な方法は、マイグレーションのコードを safeUp()
と safeDown()
のメソッドに入れることです。
この二つのメソッドが up()
および down()
と違う点は、これらが暗黙のうちにトランザクションに囲まれていることです。
結果として、これらのメソッドの中で何か操作が失敗した場合は、先行する全ての操作が自動的にロールバックされます。
次の例では、news
テーブルを作成するだけでなく、このテーブルに初期値となる行を挿入しています。
<?php
use yii\db\Migration;
class m150101_185401_create_news_table extends Migration
{
public function safeUp()
{
$this->createTable('news', [
'id' => $this->primaryKey(),
'title' => $this->string()->notNull(),
'content' => $this->text(),
]);
$this->insert('news', [
'title' => 'test 1',
'content' => 'content 1',
]);
}
public function safeDown()
{
$this->delete('news', ['id' => 1]);
$this->dropTable('news');
}
}
通常、safeUp()
で複数の DB 操作を実行する場合は、safeDown()
では実行の順序を逆にしなければならないことに注意してください。
上記の例では、safeUp()
では、最初にテーブルを作って、次に行を挿入し、safeDown()
では、先に行を削除して、次にテーブルを削除しています。
Note: 全ての DBMS がトランザクションをサポートしている訳ではありません。 また、トランザクションに入れることが出来ない DB クエリもあります。 いくつかの例を 暗黙のコミット で見ることが出来ます。 その場合には、代りに、
up()
とdown()
を実装しなければなりません。
データベースアクセスメソッド
基底のマイグレーションクラス yii\db\Migration は、データベースにアクセスして操作するための一連のメソッドを提供しています。 あなたは、これらのメソッドが、yii\db\Command クラスによって提供される DAO メソッド と同じような名前を付けられていることに気付くでしょう。 例えば、yii\db\Migration::createTable() メソッドは、yii\db\Command::createTable() と全く同じように、新しいテーブルを作成します。
yii\db\Migration によって提供されているメソッドを使うことの利点は、yii\db\Command インスタンスを明示的に作成する必要がないこと、そして、各メソッドを実行すると、どのようなデータベース操作がどれだけの時間をかけて実行されたかを教えてくれる有益なメッセージが自動的に表示されることです。
以下がそういうデータベースアクセスメソッドの一覧です。
- yii\db\Migration::execute(): SQL 文を実行
- yii\db\Migration::insert(): 一行を挿入
- yii\db\Migration::batchInsert(): 複数行を挿入
- yii\db\Migration::update(): 行を更新
- yii\db\Migration::delete(): 行を削除
- yii\db\Migration::createTable(): テーブルを作成
- yii\db\Migration::renameTable(): テーブルの名前を変更
- yii\db\Migration::dropTable(): テーブルを削除
- yii\db\Migration::truncateTable(): テーブル中の全ての行を削除
- yii\db\Migration::addColumn(): カラムを追加
- yii\db\Migration::renameColumn(): カラムの名前を変更
- yii\db\Migration::dropColumn(): カラムを削除
- yii\db\Migration::alterColumn(): カラムの定義を変更
- yii\db\Migration::addPrimaryKey(): プライマリキーを追加
- yii\db\Migration::dropPrimaryKey(): プライマリキーを削除
- yii\db\Migration::addForeignKey(): 外部キーを追加
- yii\db\Migration::dropForeignKey(): 外部キーを削除
- yii\db\Migration::createIndex(): インデックスを作成
- yii\db\Migration::dropIndex(): インデックスを削除
- yii\db\Migration::addCommentOnColumn(): カラムにコメントを追加
- yii\db\Migration::dropCommentFromColumn(): カラムからコメントを削除
- yii\db\Migration::addCommentOnTable(): テーブルにコメントを追加
- yii\db\Migration::dropCommentFromTable(): テーブルからコメントを削除
Info: yii\db\Migration は、データベースクエリメソッドを提供しません。 これは、通常、データベースからのデータ取得については、メッセージを追加して表示する必要がないからです。 更にまた、複雑なクエリを構築して実行するためには、強力な クエリビルダ を使うことが出来るからです。
Note: マイグレーションを使ってデータを操作する場合に、あなたは、あなたの アクティブレコード クラスをデータ操作に使えば便利じゃないか、と気付くかもしれません。 なぜなら、いくつかのロジックは既にアクティブレコードで実装済みだから、と。 しかしながら、マイグレーションの中で書かれるコードが永久に不変であることを本質とするのと対照的に、アプリケーションのロジックは変化にさらされるものであるということを心に留めなければなりません。 従って、マイグレーションのコードでアクティブレコードを使用していると、アクティブレコードのレイヤにおけるロジックの変更が思いがけず既存のマイグレーションを破壊することがあり得ます。 このような理由のため、マイグレーションのコードはアクティブレコードのようなアプリケーションの他のロジックから独立を保つべきです。
マイグレーションを適用する
データベースを最新の構造にアップグレードするためには、利用できる全ての新しいマイグレーションを適用するために、次のコマンドを使わなければなりません。
yii migrate
コマンドを実行すると、まだ適用されていない全てのマイグレーションが一覧表示されます。
リストされたマイグレーションを適用することをあなたが確認すると、タイムスタンプの値の順に、一つずつ、すべての新しいマイグレーションクラスの up()
または safeUp()
メソッドが実行されます。
マイグレーションのどれかが失敗した場合は、コマンドは残りのマイグレーションを適用せずに終了します。
Tip: あなたのサーバでコマンドラインを使用できない場合は web shell エクステンションを使ってみてください。
適用が成功したマイグレーションの一つ一つについて、migration
という名前のデータベーステーブルに行が挿入されて、マイグレーションの成功が記録されます。
この記録によって、マイグレーションツールは、どのマイグレーションが適用され、どのマイグレーションが適用されていないかを特定することが出来ます。
Info: マイグレーションツールは、コマンドの yii\console\controllers\MigrateController::db オプションで指定されたデータベースに
migration
テーブルを自動的に作成します。 デフォルトでは、このデータベースはdb
アプリケーションコンポーネント によって指定されます。
時として、利用できる全てのマイグレーションではなく、一つまたは数個の新しいマイグレーションだけを適用したい場合があります。 コマンドを実行するときに、適用したいマイグレーションの数を指定することによって、そうすることが出来ます。 例えば、次のコマンドは、次の三個の利用できるマイグレーションを適用しようとするものです。
yii migrate 3
また、そのマイグレーションまでをデータベースに適用するという、特定のマイグレーションを明示的に指定することも出来ます。
そのためには、migrate/to
コマンドを、次のどれかの形式で使います。
yii migrate/to 150101_185401 # タイムスタンプを使ってマイグレーションを指定
yii migrate/to "2015-01-01 18:54:01" # strtotime() によって解釈できる文字列を使用
yii migrate/to m150101_185401_create_news_table # フルネームを使用
yii migrate/to 1392853618 # UNIX タイムスタンプを使用
指定されたマイグレーションよりも古いものが適用されずに残っている場合は、指定されたものが適用される前に、すべて適用されます。
指定されたマイグレーションが既に適用済みである場合、それより新しいものが適用されていれば、すべて取り消されます。
マイグレーションを取り消す
適用済みのマイグレーションを一個または複数個取り消したい場合は、下記のコマンドを使うことが出来ます。
yii migrate/down # 最近に適用されたマイグレーション一個を取り消す
yii migrate/down 3 # 最近に適用されたマイグレーション三個を取り消す
Note: 全てのマイグレーションが取り消せるとは限りません。 そのようなマイグレーションを取り消そうとするとエラーとなり、取り消しのプロセス全体が終了させられます。
マイグレーションを再適用する
マイグレーションの再適用とは、指定されたマイグレーションを最初に取り消してから、再度適用することを意味します。 これは次のコマンドによって実行することが出来ます。
yii migrate/redo # 最後に適用された一個のマイグレーションを再適用する
yii migrate/redo 3 # 最後に適用された三個のマイグレーションを再適用する
Note: マイグレーションが取り消し不可能な場合は、それを再適用することは出来ません。
マイグレーションをリスト表示する
どのマイグレーションが適用済みであり、どのマイグレーションが未適用であるかをリスト表示するために、次のコマンドを使うことが出来ます。
yii migrate/history # 最後に適用された 10 個のマイグレーションを表示
yii migrate/history 5 # 最後に適用された 5 個のマイグレーションを表示
yii migrate/history all # 適用された全てのマイグレーションを表示
yii migrate/new # 適用可能な最初の 10 個のマイグレーションを表示
yii migrate/new 5 # 適用可能な最初の 5 個のマイグレーションを表示
yii migrate/new all # 適用可能な全てのマイグレーションを表示
マイグレーション履歴を修正する
時として、実際にマイグレーションを適用したり取り消したりするのではなく、データベースが特定のマイグレーションまでアップグレードされたとマークしたいだけ、という場合があります。 このようなことがよく起るのは、データベースを手作業で特定の状態に変更した後に、その変更のための一つまたは複数のマイグレーションを記録はするが再度適用はしたくない、という場合です。 次のコマンドでこの目的を達することが出来ます。
yii migrate/mark 150101_185401 # タイムスタンプを使ってマイグレーションを指定
yii migrate/mark "2015-01-01 18:54:01" # strtotime() によって解釈できる文字列を使用
yii migrate/mark m150101_185401_create_news_table # フルネームを使用
yii migrate/mark 1392853618 # UNIX タイムスタンプを使用
このコマンドは、一定の行を追加または削除して、migration
テーブルを修正し、データベースが指定されたものまでマイグレーションが適用済みであることを示します。
このコマンドによってマイグレーションが適用されたり取り消されたりはしません。
マイグレーションをカスタマイズする
マイグレーションコマンドをカスタマイズする方法がいくつかあります。
コマンドラインオプションを使う
マイグレーションコマンドには、その動作をカスタマイズするために使うことが出来るコマンドラインオプションがいくつかあります。
-
interactive
: 真偽値 (デフォルト値は true)。 マイグレーションを対話モードで実行するかどうかを指定します。 true である場合は、コマンドが何らかの操作を実行する前に、ユーザは確認を求められます。 コマンドがバックグラウンドのプロセスで使用される場合は、このオプションを false にセットします。 -
migrationPath
: 文字列 (デフォルト値は@app/migrations
)。 全てのマイグレーションクラスファイルを保存しているディレクトリを指定します。 この値は、ディレクトリパスか、パス エイリアス として指定することが出来ます。 ディレクトリが存在する必要があり、そうでなければコマンドがエラーを発生させることに注意してください。 -
migrationTable
: 文字列 (デフォルト値はmigration
)。 マイグレーション履歴の情報を保存するためのデータベーステーブル名を指定します。 テーブルが存在しない場合は、コマンドによって自動的に作成されます。version varchar(255) primary key, apply_time integer
という構造のテーブルを手作業で作成しても構いません。 -
db
: 文字列 (デフォルト値はdb
)。 データベース アプリケーションコンポーネント の ID を指定します。 このコマンドによってマイグレーションを適用されるデータベースを表します。 -
templateFile
: 文字列 (デフォルト値は@yii/views/migration.php
)。 スケルトンのマイグレーションクラスファイルを生成するために使用されるテンプレートファイルのパスを指定します。 この値は、ファイルパスか、パス エイリアス として指定することが出来ます。 テンプレートファイルは PHP スクリプトであり、その中で、マイグレーションクラスの名前を取得するための$className
という事前定義された変数を使うことが出来ます。 -
generatorTemplateFiles
: 配列 (デフォルト値は[ 'create_table' => '@yii/views/createTableMigration.php', 'drop_table' => '@yii/views/dropTableMigration.php', 'add_column' => '@yii/views/addColumnMigration.php', 'drop_column' => '@yii/views/dropColumnMigration.php', 'create_junction' => '@yii/views/createJunctionMigration.php' ]
)。 マイグレーション・コードを生成するためのテンプレート・ファイルを指定します。 詳細は "マイグレーションを生成する" を参照してください。 -
fields
: マイグレーション・コードを生成するためのカラム定義文字列の配列。 デフォルト値は[]
。個々の定義の書式はCOLUMN_NAME:COLUMN_TYPE:COLUMN_DECORATOR
です。 例えば、--fields=name:string(12):notNull
は、サイズが 12 の null でない文字列カラムを作成します。
次の例は、これらのオプションの使い方を示すものです。
例えば、forum
モジュールにマイグレーションを適用しようとしており、そのマイグレーションファイルがモジュールの migrations
ディレクトリに配置されている場合、次のコマンドを使うことが出来ます。
# forum モジュールのマイグレーションを非対話的に適用する
yii migrate --migrationPath=@app/modules/forum/migrations --interactive=0
コマンドをグローバルに構成する
マイグレーションコマンドを実行するたびに同じオプションの値を入力する代りに、次のように、アプリケーションの構成情報でコマンドを一度だけ構成して済ませることが出来ます。
return [
'controllerMap' => [
'migrate' => [
'class' => 'yii\console\controllers\MigrateController',
'migrationTable' => 'backend_migration',
],
],
];
上記のように構成しておくと、migrate
コマンドを実行するたびに、backend_migration
テーブルがマイグレーション履歴を記録するために使われるようになります。
もう、migrationTable
のコマンドラインオプションを使ってテーブルを指定する必要はなくなります。
複数のデータベースにマイグレーションを適用する
<<<<<<< HEAD
デフォルトでは、マイグレーションは db
アプリケーションコンポーネント によって指定されるデータベースに対して適用されます。
これは、--db
オプションを指定することによって変更することが出来ます。例えば、
yii migrate/redo # 最後に適用されたマイグレーションを再適用する yii migrate/redo 3 # 最後に適用された三個のマイグレーションを再適用する
> Note|注意: マイグレーションが取り消し不可能な場合は、それを再適用することは出来ません。
[kihara]
## マイグレーションをリスト表示する <span id="listing-migrations"></span>
どのマイグレーションが適用済みであり、どのマイグレーションが未適用であるかをリスト表示するために、次のコマンドを使うことが出来ます。
yii migrate/history # 最後に適用された 10 個のマイグレーションを表示 yii migrate/history 5 # 最後に適用された 5 個のマイグレーションを表示 yii migrate/history all # 適用された全てのマイグレーションを表示
yii migrate/new # 適用可能な最初の 10 個のマイグレーションを表示 yii migrate/new 5 # 適用可能な最初の 5 個のマイグレーションを表示 yii migrate/new all # 適用可能な全てのマイグレーションを表示
## マイグレーション履歴を修正する <span id="modifying-migration-history"></span>
時として、実際にマイグレーションを適用したり取り消したりするのではなく、データベースが特定のマイグレーションまでアップグレードされたとマークしたいだけ、という場合があります。
このようなことがよく起るのは、データベースを手作業で特定の状態に変更した後に、その変更のための一つまたは複数のマイグレーションを記録はするが適用はしたくない、という場合です。
次のコマンドでこの目的を達することが出来ます。
yii migrate/mark 150101_185401 # タイムスタンプを使ってマイグレーションを指定 yii migrate/mark "2015-01-01 18:54:01" # strtotime() によって解釈できる文字列を使用 yii migrate/mark m150101_185401_create_news_table # フルネームを使用 yii migrate/mark 1392853618 # UNIX タイムスタンプを使用
このコマンドは、一定の行を追加または削除して、`migration` テーブルを修正し、データベースが指定されたものまでマイグレーションが適用済みであることを示します。
このコマンドによってマイグレーションが適用されたり取り消されたりはしません。
## マイグレーションをカスタマイズする <span id="customizing-migrations"></span>
マイグレーションコマンドをカスタマイズする方法がいくつかあります。
### コマンドラインオプションを使う <span id="using-command-line-options"></span>
マイグレーションコマンドには、その動作をカスタマイズするために使うことが出来るコマンドラインオプションがいくつかあります。
* `interactive`: 真偽値 (デフォルト値は true)。
マイグレーションを対話モードで実行するかどうかを指定します。
true である場合は、コマンドが何らかの操作を実行する前に、ユーザは確認を求められます。
コマンドがバックグラウンドのプロセスで使用される場合は、このオプションを false にセットします。
* `migrationPath`: 文字列 (デフォルト値は `@app/migrations`)。
全てのマイグレーションクラスファイルを保存しているディレクトリを指定します。
この値は、ディレクトリパスか、パス [エイリアス](concept-aliases.md) として指定することが出来ます。
ディレクトリが存在する必要があり、そうでなければコマンドがエラーを発生させることに注意してください。
* `migrationTable`: 文字列 (デフォルト値は `migration`)。
マイグレーション履歴の情報を保存するためのデータベーステーブル名を指定します。
テーブルが存在しない場合は、コマンドによって自動的に作成されます。
`version varchar(255) primary key, apply_time integer` という構造のテーブルを手作業で作成しても構いません。
* `db`: 文字列 (デフォルト値は `db`)。
データベース [アプリケーションコンポーネント](structure-application-components.md) の ID を指定します。
このコマンドによってマイグレーションを適用されるデータベースを表します。
* `templateFile`: 文字列 (デフォルト値は `@yii/views/migration.php`)。
スケルトンのマイグレーションクラスファイルを生成するために使用されるテンプレートファイルのパスを指定します。
この値は、ファイルパスか、パス [エイリアス](concept-aliases.md) として指定することが出来ます。
テンプレートファイルは PHP スクリプトであり、その中で、マイグレーションクラスの名前を取得するための `$className` という事前定義された変数を使うことが出来ます。
次の例は、これらのオプションの使い方を示すものです。
例えば、`forum` モジュールにマイグレーションを適用しようとしており、そのマイグレーションファイルがモジュールの `migrations` ディレクトリに配置されている場合、次のコマンドを使うことが出来ます。
forum モジュールのマイグレーションを非対話的に適用する
yii migrate --migrationPath=@app/modules/forum/migrations --interactive=0
### コマンドをグローバルに構成する <span id="configuring-command-globally"></span>
マイグレーションコマンドを実行するたびに同じオプションの値を入力する代りに、次のように、アプリケーションの構成情報でコマンドを一度だけ構成して済ませることが出来ます。
```php
return [
'controllerMap' => [
'migrate' => [
'class' => 'yii\console\controllers\MigrateController',
'migrationTable' => 'backend_migration',
],
],
];
上記のように構成しておくと、migrate
コマンドを実行するたびに、backend_migration
テーブルがマイグレーション履歴を記録するために使われるようになります。
もう、migrationTable
のコマンドラインオプションを使ってテーブルを指定する必要はなくなります。
複数のデータベースにマイグレーションを適用する
デフォルトでは、マイグレーションは db
アプリケーションコンポーネント によって指定された同じデータベースに対して適用されます。
マイグレーションを別のデータベースに適用したい場合は、次のように、db
コマンドラインオプションを指定することが出来ます。
yiichina/master ======= デフォルトでは、マイグレーションは
db
アプリケーションコンポーネント によって指定された同じデータベースに対して適用されます。 マイグレーションを別のデータベースに適用したい場合は、次のように、db
コマンドラインオプションを指定することが出来ます。 master
yii migrate --db=db2
<<<<<<< HEAD
<<<<<<< HEAD
上記のコマンドは、デフォルトのマイグレーションパスに置かれている 全ての マイグレーションを db2
データベースに適用するものです。
上記のコマンドはマイグレーションを db2
データベースに適用します。
master
場合によっては、いくつかの マイグレーションはあるデータベースに適用し、別のいくつかの マイグレーションはもう一つのデータベースに適用したい、ということがあります。 この目的を達するためには、マイグレーションクラスを実装する時に、そのマイグレーションが使用する DB コンポーネントの ID を明示的に指定しなければなりません。 例えば、次のようにします。
<?php
use yii\db\Migration;
class m150101_185401_create_news_table extends Migration
{
public function init()
{
$this->db = 'db2';
parent::init();
}
}
上記のマイグレーションは、db
コマンドラインオプションで別のデータベースを指定した場合でも、db2
に対して適用されます。
ただし、マイグレーション履歴は、db
コマンドラインオプションで指定されたデータベースに記録されることに注意してください。
同じデータベースを使う複数のマイグレーションがある場合は、上記の init()
コードを持つ基底のマイグレーションクラスを作成することを推奨します。
そうすれば、個々のマイグレーションクラスは、その基底クラスから拡張することが出来ます。
こうすると、特定のデータベースに適用されるべきマイグレーションを作成するためには、対応する基底マイグレーションクラスから拡張するだけで済みます。
これで、yii migrate
コマンドを実行すると、全てのマイグレーションはそれぞれ対応するデータベースに対して適用されるようになります。
Tip: 異なるデータベースを操作するためには、yii\db\Migration::db プロパティを設定する以外にも、マイグレーションクラスの中で新しいデータベース接続を作成するという方法があります。 そうすれば、そのデータベース接続で DAO メソッド を使って、違うデータベースを操作することが出来ます。
<<<<<<< HEAD それぞれのデータベースについて、マイグレーションパスを作成し、対応する全てのマイグレーションクラスをそこに保存します。 マイグレーションを適用するためには、次のようなコマンドを実行します。
上記のコマンドはマイグレーションを db2
データベースに適用します。
場合によっては、いくつかの マイグレーションはあるデータベースに適用し、別のいくつかの マイグレーションはもう一つのデータベースに適用したい、ということがあります。 この目的を達するためには、マイグレーションクラスを実装する時に、そのマイグレーションが使用する DB コンポーネントの ID を明示的に指定しなければなりません。 例えば、次のようにします。
use yii\db\Schema;
use yii\db\Migration;
class m150101_185401_create_news_table extends Migration
{
public function init()
{
$this->db = 'db2';
parent::init();
}
}
上記のマイグレーションは、db
コマンドラインオプションで別のデータベースを指定した場合でも、db2
に対して適用されます。
ただし、マイグレーション履歴は、db
コマンドラインオプションで指定されたデータベースに記録されることに注意してください。
同じデータベースを使う複数のマイグレーションがある場合は、上記の init()
コードを持つ基底のマイグレーションクラスを作成することを推奨します。
そうすれば、個々のマイグレーションクラスは、その基底クラスから拡張することが出来ます。
こうすると、特定のデータベースに適用されるべきマイグレーションを作成するためには、対応する基底マイグレーションクラスから拡張するだけで済みます。
これで、yii migrate
コマンドを実行すると、全てのマイグレーションはそれぞれ対応するデータベースに対して適用されるようになります。
Tip|ヒント: 異なるデータベースを操作するためには、yii\db\Migration::db プロパティを設定する以外にも、マイグレーションクラスの中で新しいデータベース接続を作成するという方法があります。 そうすれば、そのデータベース接続で DAO メソッド を使って、違うデータベースを操作することが出来ます。
複数のデータベースに対してマイグレーションを適用するために採用できるもう一つの戦略としては、異なるデータベースに対するマイグレーションは異なるマイグレーションパスに保持する、というものがあります。 そうすれば、次のように、異なるデータベースのマイグレーションを別々のコマンドで適用することが出来ます。
yiichina/master ======= 複数のデータベースに対してマイグレーションを適用するために採用できるもう一つの戦略としては、異なるデータベースに対するマイグレーションは異なるマイグレーションパスに保持する、というものがあります。 そうすれば、次のように、異なるデータベースのマイグレーションを別々のコマンドで適用することが出来ます。 master
yii migrate --migrationPath=@app/migrations/db1 --db=db1
yii migrate --migrationPath=@app/migrations/db2 --db=db2
...
<<<<<<< HEAD <<<<<<< HEAD
Info|情報: 上記の方法では、マイグレーション履歴は
--db
オプションによって指定された別々のデータベースに保存されます。 ======= 最初のコマンドは@app/migrations/db1
にあるマイグレーションをdb1
データベースに適用し、第二のコマンドは@app/migrations/db2
にあるマイグレーションをdb2
データベースに適用する、という具合です。yiichina/master ======= 最初のコマンドは
@app/migrations/db1
にあるマイグレーションをdb1
データベースに適用し、第二のコマンドは@app/migrations/db2
にあるマイグレーションをdb2
データベースに適用する、という具合です。 master